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インプラント技術の今を伝える(前編)

インタビュー
嶋野歯科医院 1985年日本大学松戸歯学部卒業。嶋野インプラント研究所所長。
在学中からインプラントに興味を持ち、卒業後、スタディグループで、インプラント治療を学ぶ。 その後、オッセオインテグレーションインプラントが中心になった段階で本格的に治療に取り組む。 ITI、ブローネマルクを中心に年間200件以上の手術数、累積では10000本以上のインプラント手術を行っている。現在では、補綴医、麻酔科医、歯科技工士とともにインプラントチームを組み、日本各地で診療にあたっている。

- 先生がインプラントに取り組まれたのはいつ頃からですか?

大学卒業後1年目に初期のリンコーブレードインプラントやシェルシェブインプラントの勉強をスタディグループにて始めたのが最初です。

- 大学卒業後1年というと、20年以上も前に、インプラントに取り組まれていたのですね。

そうですね。

当時はまだ日本では骨と結合するオッセオインテグレーションインプラントが普及しておらず、まだまだ実際の患者様に応用するのは不安と疑問をもっておりました。

 

- なるほど。実際に治療に行うようになったのはいつ頃でしょうか?

大学卒業後、3,4年ぐらい経った頃から、インプラントの安全性が認知され始めました。

実際に治療にインプラントを開始したのはITI、現在のストローマンインプラントが最初です。

 

- 現在は、ブローネマルクインプラントが中心とお伺いしましたが?

同時期にブローネマルクシステムインプラントの講義を受け、その治療からプロセスまで、まるで別次元の歯科治療だと感銘を受けました。

開業と同時に、本格ブローネマルクインプラントを導入し、無歯顎への治療応用を始めました。

当時治療を行った患者様のインプラントは今も問題なく機能しております。

これが未来の歯科治療だとおもいました。

- あまり日本での認知がなかった頃から、インプラント治療に取り組まれているのですね。では、そのインプラントを行うきっかけになったのは?

学生のころ、歯科領域の外科は抜歯をはじめとして、悪い部分を取り去る処置ばかりで、あまり好きな学科ではなかったのです。

どちらかというと、歯をつくる補綴治療のほうが好きでした。

しかし小宮山先生(※1)や一田先生(※2)などのブローネマルクインプラントの症例や処置を勉強させていただいて、入れ歯やブリッジよりも歯を再生させる治療ができることに非常に感動しましてそれからはこれが未来の歯科治療だと思いました。

現在、インプラントによる歯の再生といえる処置は、ほぼ完成の域に到達しつつあり、人体の構成要素を人工物で代用する再生治療のうち、もっとも成功率と生存率が高い処置です。

もちろん、口のなかの再生医療として義歯やブリッジをはるかに超える処置法です。

改めてブローネマルク先生のすばらしい発見に感動しますね。

 

手術が難しいと言われた患者様でも診察すると、ちょっとした処置だけで済むケースがほとんどなんです。

 

- インプラント手術をはじめられて、症例数はどのぐらいでしょうか?

自分の病院以外で依頼された手術も多いので、症例数でいうと2000以上、本数でいうと、1万本は手術していると思いますね。

特に無歯顎など大きなインプラント人工歯による口腔再建が多いです。

 

- かなり多いですね。どのような患者様が多いのですか?やはり女性の方の方が多いですか?

女性男性の差はありません。

しかし、女性は周りの人に知られずにインプラント治療を終わらせたいという方が多いです。

そのために術後の腫れや仮歯には注意しています。

 

- 実際の治療に際して、患者さんからはどのような相談が多いのですか?

なんでも噛めるようになりたいとか、大きな口を開けられるようになりたいといったことが多いです。

最近では前歯や上あごがでているのを気にされるといった審美的な改善にも、積極的にインプラントと骨形成を組み合わせて治療を行っています。

最近では、最新の医療機器である、超音波骨形成用のメスを使うことで、いままでよりも繊細な骨の形成もできるようになっているので。

あと多いのは、他院ではインプラントができないとか、骨の移植などの手術が必要といわれたという患者さんからの相談が多くなっています。

 

- 移植とかいわれると、費用や成功率なども気になりますよね?

もちろん、そうですよね。

そういったことにともなう費用的な部分での相談も多くなっています。

でも、実際に患者さんを診察してみると、骨移植などが本当に必要な人は少なくて、通常の手術でインプラントを埋め込む位置の工夫や、ショートインプラントの応用、ソケットリフトやリッジエクスパンションといった処置で可能な場合がほとんどです。

こういった処置は、インプラント手術の一連の中で行いますので、当医院では、通常の手術扱いの処置で対応できます。

 

- そういった患者様の不安を取り除くために意識されていることはありますか?

骨の少ない患者さんにはCTシミレーションによるプランニングを示すことで理解していただいています。

手術に対する不安のある患者さんには、麻酔科の先生と協力して静脈内沈静法を用いて不安や痛みを感じさせない外科処置を行っています。

費用の面でもなるべくいいものを、追加料金がかからない完全パック料金で、患者さんにあった形で提供できるよう努力しています。

 

 
 

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