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骨の状態で変わるインプラント治療の流れ(2)

インプラントに付随する治療法

インプラント治療は、チタン製のインプラント体を顎の骨に埋め込む手術のため、骨の状態(厚みや密度など)が非常に重要になります。

そのため、インプラント手術の手技の発達ともに、インプラント手術を行う前の骨周辺の治療、骨造成術も発達してきました。

■GBR法

GBR(骨再生誘導療法)とは、インプラントを埋入するのに、顎の骨に十分な骨の厚みや幅がない場合に行う治療方法で、骨幅を適切な状態にするため骨の周りに、人工血管などに用いられる布状の膜を巻き、骨を再生します。

GBR法による骨の造成は、歯周組織も不足している場合や骨に欠損がある場合にも応用可能です。

GBR法による治療は、骨の状態や骨の造成に使用するための膜などの手術器具を工夫することで、インプラント前に行うこともできますし、インプラントと同じタイミング、あるいはインプラント後に行うことも可能です。

■骨移植(ボーングラフト)

自分の骨や人工骨を移植し、骨の再生を行う方法です。

自分の骨を使用する場合、腸骨や顎角などから採取し、加工した移植骨のブロックを、歯槽骨の吸収が見られる部位に固定します。

人工骨には主にリン酸カルシウム系の材料が使われますが、成功率は、自分の骨に劣ってしまいます。

■上顎洞底挙上術

インプラント手術について、少し前、「上顎にインプラントは可能か?」という議論が活発にされていました。

上顎には、上顎洞という空洞が存在するために、ほとんどの場合、インプラント体を埋め込む骨量に不足が生じているため、通常のインプラント手術では対応できないからです。

また、上顎の骨は下顎に比べて軟らかく、歯が抜けると、急速に骨が薄くなってしまいます。

しかし、最近では、上顎洞底挙上術という治療を行うことで、インプラント手術に必要な骨量を確保することができるようになり、上顎にもインプラント手術が可能になりました。

上顎洞底挙上術とは、インプラント手術の前、あるいは同時に、上顎洞に骨の移植や、骨補填材、インプラント本体の一部を挿入して、上顎洞の底部分を押し上げる治療が必要になります。

上顎洞底挙上術には、主な手法として、サイナスリフトソケットリフトがあります。

サイナスリフトとは、上顎洞に移植骨や骨補填材、インプラント本体の一部を直接挿入し、上顎洞の底部分を押し上げ、インプラント体の埋入を可能にする方法です。

ソケットリフトとは、特殊な器具を用いて上顎洞のそこを押し上げ、押し上げた部分に骨補填材を填入し、インプラント体の埋入を可能にするだけの骨量を確保する方法です。

サイナスリフトとの違いは、インプラントを埋入する部分(歯槽頂)から押し上げるので、傷口が小さくて済みます。術後の腫れもほとんどなく、入院の必要ないのが特徴です。

このように、インプラント手術だけでなく、インプラント手術を行うための周辺治療の技術も発達してきました。

そのため、いままではインプラントが不可能といわれたようなケースでも、高い成功率でインプラント手術が可能になってきたのです。